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CrossConnection 1225

CC
12 /25 2014
 トラヴィオン王国の街路に二人。
 孤児院でのクリスマスパーティが終わり騎士寮へと帰るティマとゼブランスだった。
「みんなよろこんでくれてよかったね!」
「ああ」
「ゼブくん、院の女の子たちに、モテモテだったね!」
 よほど楽しい時間だったのか浮かれた様子のティマ。
「そうだな」
 それをいつものように軽く流すゼブランス。寒空の下、衣服に身を縮めて息を吐く。先程まで暖かい場所にいた分、長く白い吐息が出た。
「ゼブくん聞いてる?」
 前方からゼブランスの顔を覗き込み、頬を膨らませる。寒さからか興奮からかその頬は紅く染まっていた。
「聞いてる聞いてる」
 そう言いながら、ティマから視線を外し更に実を縮める。
「もう、水の対話兵装使いが情けないよー」
「寒さと水は関係ないだろ…」
「関係あるよー」
 はいはいと他愛のない言い合いをしながら二人は歩いていく。

 ---そんな中
「あ、雪だ!」
 空から粉雪が静かに舞い落ちる。
「雪だよ!ゼブくん。綺麗だねー」
「道理で寒いわけだ…」
 舞い散る雪にはしゃぐティマに、ゼブランスはため息をつく。
「おい、あんまり走り回るなよ」
「だって雪だよ!聖夜に雪!トラヴィオンでは滅多に降らないのに」
 そう言ってゼブランスの元に駆け寄る。次の瞬間、
 ---雪で濡れた地面に足を滑らした。
 前のめりに倒れそうになったティマに、反射的に支えに出たゼブランス。抱きとめるような形でティマの身体を受け止めた。
「えへへ…ごめん…」
 ティマは照れたように笑う。
「このぐらいでバランスを崩すなんて訓練のし直しだな…」
 小言を言うゼブランスだったが、視線が所在なさげにさまよっていた。
 時間を置いて、ティマは身を離した。
「ありがとう、ゼブくん」
「まあいつものことだ気にするな」
「これからも頼りにしてる」
「撤回だ。気にしろ」
 やだーとふざけてティマは笑う。
 孤児の頃からずっと二人で支え合ってきた。

 ---そう、これからも…
「これからもよろしくね!ゼブくん」

 二人は共にあるのだろうか。
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崎原 一研

エキゾチック:
外国の雰囲気・情緒のあるさま。異国的。
外国の人から見れば日本も外国。

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